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メーカーとは

メーカーとは素材や部品、製品などを製造する業種で、いわゆる生産者の位置づけになります。ここではメーカーの解説やメーカー業界の現状と展望についてご紹介します。

目次

  1. メーカーとは
  2. 素材メーカ
  3. 部品メーカ
  4. 加工メーカ
  5. メーカー業界の現状と展望
  6. 三松におけるDXの取り組みについて
  7. SINS(三松統合生産管理システム)
  8. V-factory(工程管理板ネットワークシステム)
  9. 塗装管理システム
  10. Trolley Management System(台車管理システム)

メーカーとは

メーカーとは素材や部品、製品などを製造する業種で、いわゆる生産者の位置づけになります。

自社で製造する製品に必要な原材料を仕入れ、製造を行い、それを必要とする法人やエンドユーザーに販売するために仕入れを行う卸売業者や小売業などの流通業者へと納品します。

製造する製品も非常に多彩であり、B to B向けに特化した製品から、エンドユーザーが一般消費者である製品まで幅広いのも特徴です。
同種の製品でも、他のメーカーにはない製品の開発や、性能、品質にこだわりがあり、製品開発に携わるスタッフ、改良に携わるスタッフもおり、常に新しい技術を採り入れ、時代のニーズやユーザーのニーズを捉えながら、製品開発や製造を行っています。

製造のプロセスにも各社のこだわりや、独自の製造ラインや自社専用の製造機械の開発などが行われており、唯一無二の製品の作り出しに力を入れています。
日本の製造業は品質や性能のよさ、安全性などで世界からも高い評価を得てきました。

made in Japanは高品質の証であり、日本のメーカーの手にかかれば、作れないものはないほど技術の高さやきめ細やかな制作プロセスで注目を集めてきました。

ただ、近年ではコスト競争や労働者不足を補うために海外の工場で製造するケースも増えています。

それに伴い、メーカーに勤務することで海外赴任となったり、現地でのマネジメントを行うこととなったり、現地でも販売ができるか文化や生活習慣をリサーチしたりして現地向けの商品開発に乗り出す企業も増えてきました。海外への市場拡大を目指して、海外に拠点を新たに作ったり、本格的にグローバル化を進めている企業も増えているようです。

現在では、人々の生活が豊かになりニーズも多様化してきたことにより、大量生産・大量消費の時代から消費者の多種多様なニーズに対応する付加価値の高い製品の開発が求められる時代になってきています。

AIやIoT、ビックデータやロボットなど、最新技術と融合した製品開発も求められており、メーカー業界は新たな時代への変革期に突入しています。

素材メーカ

素材メーカーは鉄鋼や化学素材、樹脂やゴム、非鉄金属、紙、ガラスなどの製品の素となる素材を製造するメーカーです。
石油や鉄、アルミ、木などの原材料を仕入れ、それを加工して自動車や機械、建材などの一部として加工されるための高品質で安全な素材を作ることを基本にしています。

部品メーカ

部品メーカーは製品全体を作るのではなく、その一部に特化して製造を手掛けているメーカーです。

日本は部品に強く、あらゆる製品のメーカーの要求に応えて、きめ細やかな設計と職人の作業による部品が作れると、世界から評価を受けています。
機械や自動車部品にはじまり、スマートフォンやパソコンなどのデジタルデバイスの部品、家電製品など、大中小問わず、さまざまな部品メーカーが存在します。

特に町工場や中小企業のメーカーが活躍しているのも、部品メーカーの特徴です。

加工メーカ

加工メーカーは素材メーカーで製造された素材を加工して製品へと仕上げるメーカーとなります。
素材メーカーや部品メーカーから仕入れた素材や部品を組み立て、加工して車を作る自動車メーカーや、下処理された食材や製粉された小麦粉、製造された調味料などを加工して食品を作る食品メーカー、ポリエステルやコットンなどの素材からさまざまな色に仕上げられた生地を仕入れて衣料品に加工するアパレルメーカーなどが挙げられます。
なお、素材から加工まで一貫して行う自社生産・加工メーカーも少なくありません。
医薬品メーカーや化粧品メーカーが代表的で、素材となる物質や成分を自社で研究・開発して量産化を行い、さらにその素材を駆使して新しい医薬品や化粧品を企画、開発して最終製品へと仕上げる加工まで担います。

メーカー業界の現状と展望

メーカー業界は、「ものづくり」大国日本を支える重要な産業ですが、世界的には徐々に国際競争力が低下しつつあるのが現状です。海外メーカーとの厳しいコスト競争にさらされ、人件費や材料費の高騰、ベテラン技術者の退職や少子高齢化による人材不足、設備の安定的な操業が大きな課題となっています。そのため、海外市場の開拓と同時に製造コストや輸送コストの削減を狙った生産拠点の海外への移転、グローバルニッチや高付加価値を持った新製品の開発、AIやIoT の導入によるデジタル化DXで効率化と収益性の向上を目標としています。
AIやIoTの導入は低コストで安定した製品の製造を可能にするため、世界の多くのメーカーは積極的にAIやIoTを導入し、第四次産業革命と言われる工場の自動化(スマートファクトリー)の取り組みスピードを加速させています。メーカーによって差異はありますが、国内では必ずしもデジタル化への取組みに積極的といえる状況ではありませんでした。しかし、新型コロナウイルス感染症の発生に伴う不確実性がニューノーマルとなりつつある現状では、メーカー業界にも不測の事態に対する柔軟性が求められており、デジタル化やオープンイノベーションの推進が期待されています。

三松におけるDXの取り組みについて

SINS(三松統合生産管理システム)

お客様からの「受注処理」「材料・外注の発注・受け入れ処理」「出荷処理」だけではなく、「工程管理」等の製造に関わるすべての作業を一元管理できる当社独自のシステムです。
お客様の製品を「いつ、どこで、誰が、どのようにお作りしたか」を把握するための支援ツールであるとともに、製造に必要な情報を様々な角度で分析し生産改善や品質管理のための基本を支える、統合生産管理システムです。
お客様に安心できる製造代行サービス体制を支えるために不可欠な、三松オリジナルのデジタルインフラです。

V-factory(工程管理板ネットワークシステム)

工場内の加工機は社内LANによりネットワーク化され、遠隔地の工場の稼動状況や稼動実績がリアルタイムに把握できます。また、マシントラブルが起こった場合は、即座にその内容を指定のアドレスに知らせ、迅速な復旧を行えます。

塗装管理システム

塗装ラインに温度センサーや光電センサーやを設置。リアルタイムで各ブースの温度、製品形状を把握し生産最適化をしています。これらとSINSを連携させた万全なトレーサビリティ体制の構築とコストダウン、生産性の向上を実現しています。装置開発の設計ノウハウと社内システムエンジニアの技術を融合させた国内でも珍しい三松オリジナルの管理システムです。

Trolley Management System(台車管理システム)

⼯場内の製品台⾞に取り付けられているビーコンから位置情報を取得し、台⾞の現在地を表⽰します。
『⽣産管理システム』との連携で、空き台⾞の検索・管理や、台⾞に載っている製品の検索・管理、そして⼯場外に出て⾏った台⾞(パートナー先やお客様先)が「何時から、何処にあるのか」も管理できます。

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