特別教育 検査について
検査とは、労働安全衛生法によると「必要な機器を操作することによる検査、修理若しくは調整又はこれらの結果の確認」とあります。検査を行う際には、産業用ロボットが停止していることを確認し、、安全な状態であることを確認して行うことが原則です。しかし状況によっては稼働状態のまま検査することもあるため、検査などを行う作業員も特別教育を受けなければなりません。
特別教育を受講できる場所は全国各地に準備されています。各都道府県の労働基準協会連合会やJISHA(中央労働災害防止協会)で、定期的に特別教育が開催されています。開催元によって教育内容が大きく変わることはありません。ただし、受講科目と所要時間が法律で定められているため、条件を満たしているかどうか確認が必要です。また、産業用ロボットのメーカーでも特別教育が実施されています。導入するメーカーが決まっている場合、メーカーが主催する特別教育を受けることができれば、作業内容をより深く理解することができるでしょう。ただし、受講者が定員に満たない場合には、開催されない場合もあります。いくつかの講座を同時に検討し、開催日や募集人員を確認しておくことも重要です。弊社、株式会社三松でも、三菱ロボット、川崎ロボットについて特別教育の受講が可能となっております。 特別教育は、産業用ロボットを扱うすべての方が受講しなければいけませんので、作業員全員の受講費とスケジュールを調整する必要があります。
産業用ロボット導入を検討する際は、産業用ロボット本体のコストだけでなく、教育のための費用も念頭に入れて進めることが大切です。産業用ロボットは消して安い買い物ではありません。導入に見合う成果を出すことが出来なければ事業として成立できなくなってしまいます。こうしたリスクも理解した上で、導入の準備を進めてください。