ファクトリーオートメーション(FA)サービスサイト:株式会社三松

SMASH

シミュレーションをもっと身近な世界へ!

 

開発や設計が複雑・大規模化し制御設計上数百メートルにも及ぶ製造ラインでの複数制御機器の設計・事前調整が実質不可能となっている昨今。すべて現地調整では工事期間の短縮を図れない等様々な問題が持ち上がっています。

しかし、それらの問題を解決すべく開発された従来のシミュレーション製品は非常に高価格であるため、普及が進んでいないのが現状です。そこで、ローエンドからミドルエンドの普及版を開発し、もっと広範囲のユーザーにお使いいただき「シミュレーションの世界をもっと身近なものにしていこう」というコンセプトのもと"SMASH"の開発はスタートしました。

  • 設備・装置の動作と
    制御機器プログラムの連携

    機械設計の3次元モデルで制御機器プログラム開発・検証を実現します。制御機器プログラムの指令に従い、"SMASH"上に構築した3次元モデルが動作します。

  • 設備・装置を丸ごと動作検証

    従来不可能とされていた数千部品の大規模アッセンブリ設備を"SMASH"上に数秒で描画でき、仮想空間においての快適な動作検証を実現します。アクチュエータなどのI/O機器を動作させた結果により、センサーからの信号を検出し、制御プログラムが実行されます。

  • 任意のシーンで停止・再開

    検証したいシーンを任意で抽出して、各デバイスの強制ON/OFFにより工程ごとの事前検証を実現します。

  • 仮想空間SMASH上で3Dモデルと連動した制御プログラムの事前検証が可能

  • 機械設計、電気設計、ソフトウェア設計の並行開発が可能

  • 実機の現地調整、問題解決までの工期短縮が可能

  • 低コストで運用シミュレーションが可能

様々な機能でリアル環境とシミュレーション環境を接続!

"SMASH"とシーケンサ実機、またはシーケンサシミュレータを接続し、"SMASH"上に構築した設備・装置の3Dモデルを制御プログラムで動かしながらデバック作業を実現します。

センサー・コンベアー・デバイス情報


センサー
ワーク又はドグとの干渉により、設定されたデバイスにON/OFF状態を知らせます。赤:OFF/白:ONを意味します。正論理、負論理設定も可能です。
コンベアー
インバータ制御を想定しています。進行方向と速さを●ーで表し、この場合は左から右へ進みます。赤/高速・緑/中速・青/低速を意味します。
デバイス情報
デバイスに割り当てた制御対象(センサーなど)の情報(※Fig1)を画面上で確認しながら作業ができます。また(※Fig2)用にリストとして確認も可能です。

▲GX-Works2でプログラムやデバイスを同時に検証します

位置決め・ランプ・ドグ

位置決め
位置決め制御には
1.SMASHの仮想位置決め機能
2.位置決めユニット(QD75MH)アンプ無し運転機能(原点復帰シミュレーションも可能)を選択可能です。
ランプ
デバイスのON/OFFでランプに設定したパーツを点灯/消灯ができます。
ドグ
ワーク以外でセンサーをON/OFFできる部品を「ドグ」として設定できます。

▲QD75MHからの信号を数値として確認が可能です

▲GX-Works2でプログラムやデバイスを同時に検証します

エアシリンダー・壁機能

エアシリンダー
エアーシリンダーはシングルとダブルに対応。さらに動作確認のためのオートスイッチを設定可能です。
壁機能
この壁機能によりワークの移動方向を矯正することが可能です。このデモムービーではアライメント機能として利用しています。

ロボット・ハンド・受け渡し


▲SMASH仮想ロボット

▲三菱電機製ロボットコントローラーに対応
ロボット
ロボットは
1.SMASH仮想ロボット
2.三菱電機製ロボットコントローラーに対応
ハンド
ロボット、エアーシリンダー等にハンドを装着し、ワークを持ち上げることができます。
受け渡し
受け渡し場所を設定することで、ワークをハンドで持ち上げたり、置いたりすることができます。

ピック&プレース・モーター

ピック&プレース
BOX機能は、接触したワークを自分の子として移動することができます。さらにBOX機能にデバイスを関連設定し、デバイスのON/OFFによってBOXとの親子関係を操作できます。この機能を使いワークを把持または吸着動作をシミュレーションできます。
モーター
モーターはデバイスにて正転、逆転設定が可能です。

Qモーションコントローラ


▲Xyテーブル

▲シーリング

▲シーリングの各軸現在値表示画面

▲MT-Developer2設定画面

Q172D・Q173Dに対応!
1台のコントローラで最大16軸同期を取りながら同時に動かすことが可能ですが、動きが複雑になるため机上だけではデバッグが困難です。また実機での確認でも機械自体を壊しかねません。そのような時こそ、SMASHをご使用いただくことで、より正確で安全なシミュレーションが可能になります。

※サンプルは三菱電機さまホームページにあります「モーションシミュレーター用サンプルデータ」のプロジェクトを実際にQ173Dで動かしSMASH上で動作確認している様子です。